【役職別】メガバンクの年収(平社員・課長・支店長・部長)キャリアパスも

こんにちは。元メガバンカーのまさぽんです。

「メガバンクだと、たくさん貰ってるだろ?」。メガバンク勤務時には、友人知人から、相当聞かれました笑 当時は正直答えづらかったですが、やはり皆さんの関心も高い部分だと思いますので、今日はリアルなメガバンクの年収とキャリアパスについて解説したいと思います。

平社員の年収(新卒22歳~30歳手前)

まさぽん
初任給こそ目立ちませんが、平社員でも最初の方はハイペースで上昇していきます

新卒初年度の年収は大体400万円くらいだったと思います。初年度は残業もあまりさせてもらえず、まだまだ戦力というよりは、研修中という扱いになります。定時に帰れることも多く、仕事終わりの時間を自由に使えますが、ある程度資格の勉強等に時間を取られるでしょう。でも、定番の試験は銀行業務検定3級、簿記、FP等。どれもそこまで高い難易度のものではありません。

2年目以降比較的ハイペースで昇給していきますし、残業もするようになるので、残業代も支給されるようになります。私の過去の源泉徴収票を引っ張り出してきましたが、入行5年目(27歳)の年収が残業代込み650~700万円、入行6年目(28歳)の年収は残業代込み700万円~750万円に到達。

平社員だと750万円くらいが上限だと思います。これ以上は年齢を重ねても昇給することはあまりありません。この上に行くには、昇格する必要があります。

支店長代理・部長代理の年収(30歳前後~)

まさぽん
ここから差がつきだす、最初の登竜門です。部長代理になると、名実ともに、一人前のバンカーという風に見られます。

名前は大げさな「支店長代理/部長代理」。30歳前後で昇格する、最初の登竜門です。人によって、1,2年昇格がずれることはありますが、体感的には7-8割のバンカーが昇格するようなイメージです。業務成績、上司からの評価に問題が無ければ、特に飛びぬけた評価でなくても、ここは突破できるでしょう。但し、この7-8割というのは、30歳前後に銀行に残っている同期の中で、という意味合いです。それまでに、銀行を退職している同期も当然いますので、新卒の同期入行から考えれば半分、5割のバンカーが昇格できるイメージですね。

支店長代理/部長代理になれば、残業代込みで年収900~1100万円になります。年収1000万円プレイヤーというと、一つのステータスですよね。最短30歳でこの水準に到達できるので、やはりメガバンクが高収入と言われるだけはあるかな、と思いますね。

尚、肩書の「部長代理/支店長代理」は所属部署の違いだけです。 支店に所属し、上司が支店長なら「支店長代理」に、部に所属し、上司が部長なら「部長代理」になります。『支店長/部長の代理』なので、急に支店長の次に偉いのかな、と思われがちですが、全くそういうわけではありません(笑)。

実際には、支店長代理と支店長の間には「課長」や「副支店長」が居ますし、部長代理と部長の間には「次長」や「副部長」が居ます。対外的な呼称として使っているにすぎず、実際には営業担当ということですね。

(支店)課長・(部)グループ長の年収(35歳前後~)

まさぽん
ここからはさらに狭き門です。一生、部長代理どまり、となってしまう銀行員はたくさんいます。

初めての管理職、支店においては課長、営業部や本部においては課長やグループ長(銀行による)と呼ばれるポジションです。早ければ、先ほどの「代理」になって数年でこのポストに到達します。年収は1100万円~1400万円くらいです。

このあたりになってくると、所属部署がどこか、ということも非常に重要になってきます。小さい支店より大きい支店、また、支店より花形本部の管理職の方が出世はしやすいと言えます。前者はそのまま課長職止まりとなることも多いですが、後者は更に次のポジションを狙える人たちが座っている印象です。

(支店)支店長・(部)次長/副部長の年収(40歳前後~)

まさぽん
かつてはバンカーにとって「支店長」とは目標のポジションでしたが、、、

次にいよいよ、支店長クラスです。早ければ40歳前後で到達します。年収は1400万円~1600万円くらいです。かつては銀行の「支店長」と言えば、絶対的存在。圧倒的な人事権を持ち、地域の経済活動の顔役として機能し、取引先からも丁重な扱いを受ける、そんな存在でした。しかし、これは、支店ですべての銀行業務を行っていた時代の話です。今日のメガバンクは、専門性の高いサービスを提供する為に、個人業務を行う視点と、法人業務を行う営業部に業務領域を切り分けています。その為、支店の重要性は昔と比べると相対的に低くなってしまったわけですね。

営業部においては、次長/副部長と呼ばれるポジションの方がこのクラスと言えます。営業部における、ナンバー2のポジションです。(ちなみに、みんな大好き、私も大好き「半沢直樹」次長はこのクラスの年収と思われます。)

部長の年収(45歳前後~)

まさぽん
今どきのバンカーは「支店長」よりは「部長」を目標にしているイメージです。

今日のメガバンクでは営業部の部長の方が、過去の「支店長」のイメージに近いポジションかもしれません。入りたてのバンカーなら「部長」を目指すものです。年収は2000万円程度。運転手付きの部長車があり、外回りの際には、黒塗りのセダンで取引先に往訪します。

地域の商工会やロータリークラブにも銀行の代表として出席し、まさに、地域経済の一翼を担う銀行の代弁者として、地域政財界の重鎮たちと接点を持ちます。

執行役員一歩手前のポジション。熾烈な出世競争を勝ち抜いた勝者と言えるでしょう。同期の中でも、部長と呼ばれるポジションに座れるのは5~10%くらいでは無いでしょうか。

執行役員の年収(50歳前後~)

まさぽん
実力だけではなれません。実力と運を兼ね備えたバンカーにのみ与えられるポジションです。

同期入行で執行役員になれるのは、1%程度です。残りの99%はそこに至るまでに出向となるでしょう。銀行員の出向のリアルについて記事は別でご紹介しています。まだの方は下記リンクからどうぞ。

リアル半沢直樹!片道切符の出向は何歳?銀行員の寿命や出向後の給料も はこちら

執行役員となれば年収2000万円~3000万円以上。実力だけでなく、自分をひっぱりあげてくれる役員がいるかどうか、行内での立ち位置、評判等様々な要素が合致したものだけが、執行役員なることができます。さらに出世できれば執行役員→常務→専務→副頭取→頭取となっていきます。最も、そこからは更に狭き門なのでは言うまでもありません。

まとめ

今回はメガバンクの年収についてや、キャリアパスについて解説しました。どこまで出世できるかによって、年収も大きく違いますから、バンカーにとって出世は一大事なのですね。

また、銀行員時代にどのポジションまで上り詰めているかによって、出向後の処遇も全く違いますので、そういう意味でも、日々バンカーは出世を目指して働いているわけです。

ちなみに、ごく最近は、より能力主義で、若い内から出世させるメガバンクも出てきているようです。今後、従来の伝統を打ち破る、人材戦略がとられていくと、メガバンクの出世事情も大きく変わるかもしれません。今後の動向が楽しみですね。以上まさぽんでした。

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