メガバンクは激務?ブラック企業?勤務歴10年の元銀行員が実態を暴露

こんにちは。まさぽんです。

メガバンクってブラックなんでしょ?銀行員時代から、友人知人から、よく聞かれました。皆さんもメガバンクというと「高収入だけど、ブラック企業」というイメージありませんか。今日は、外からでは見ることができない、メガバンクの実態について解説したいと思います。

そもそもブラック企業とは?ブラック企業の定義について

まさぽん
皆さんが思うブラック企業とは、どんな会社のことでしょうか。

調べてみましたが、実はブラック企業の正式な定義はまだ無いようです。正式な定義が無いというのは、厚生労働省による、定義・見解が無いという意味です。造語なので、まだ正式な定義が無いということですね。

ネット上では、色々と解釈、解説がありますが、今回の記事では下記の3つのいずれか、または、全部に該当する企業をブラック企業と定義付けたいと思います。

①パワハラ・セクハラ等が横行しており、且つ、会社として対策をしていない

②極端に厳しい営業ノルマ等が課され、その件で叱責、更迭等がある

③他の業界と比較して勤務時間、労働時間が長く、心身ともに疲弊する

では、実際この3つの観点から、メガバンクを見ていきたいと思います。

検証①:パワハラ・セクハラ等への対策は?

まず気になるのが、パワハラ・セクハラ等について。企業によっては、パワハラ・セクハラに緩い、社風の会社もまだまだあります。そんな中、メガバンクは、というと、、、

この点は会社側が非常に厳しく、ハラスメント行為は許さない取組を行っていると思います。

私の入行前は、まだメガバンクの中にも体育会系のノリ、精神論的な指導、営業成績の悪いものへの公開叱責等残っていたように聞いています。ですが、今日のメガバンクでは、この手のパワハラ上司はほとんど絶滅したといっても過言ではないと思います。私はこれについて、大きく2つの要因があると思います。

まず、一つ目に、ネットが発達し、企業の不祥事は、非常に早く広まるようになったことです。

銀行はイメージ商売なところがあります。なぜなら、サービスでの差別化が図れない以上、悪いイメージがついてしまうと、お客さん離れが起きやすい商売だからです。 また、メガバンクは毎年何百人の新卒者を採用していますが、こうした悪い企業イメージは、 採用活動にも大変マイナスです。

昔のように、新聞やTVしか情報媒体が無い時代は、新聞やTVの関係者と親密な関係を結ぶことで、何とか世の中に情報が出ることを抑えられたかもしれません。しかし、ネットが発達した現代においては、企業不祥事の広まるスピードも非常に早く、またマスメディアを抑えても、止めることができません。

こうしたことから、最近のメガバンクはほんとにハラスメントに厳しいです。実際、メガバンク各行に、ハラスメントを通報する窓口がありますが、通報された上司が左遷される姿を私も何度も目にしました。

二つ目に、若い銀行員たちの意識の違い、があります。

かつて、サラリーマンのほとんどが終身雇用を前提としていたころは、パワハラや叱責にも耐えて、一生会社に勤めてくれる人間がたくさんいました。しかし、今の若い銀行員達は、違います。仕事が面白くない、会社があわない、こうしたことがあればすぐ転職、起業を選択できる人たちです。

かつてのようなスタイルでは、若手銀行員はみんな辞めてしまいます。メガバンクというと、花形部署でも、そうでない部署でも本当に人手が必要で、そんな中若手行員がどんどんやめていってしまうと、すぐ人材難になってしまいます。

なので、今のメガバンクは、ほんとハラスメント対策はきっちりやってますね。

検証②:極端な営業ノルマは課される?駄目だと左遷?

次に、営業ノルマについて。信じられないかもしれませんが、メガバンクの営業時代、私にノルマはありませんでした。笑

その代わり、自主的な目標は設定させられてました。これが実質的には営業ノルマのようなものですね。自主的とはいえ、目標値ですから、当然進捗が悪ければ、指導を受けたり、というのは流石にありました。

ただ、先ほどのハラスメントの項目でも説明しましたが、今時の上司からの指導等は、やりすぎるると、ハラスメントということで内部通報されてしまいますから、常識的な範囲内だと思いますね。メガバンクがとびぬけて厳しいということはないでしょう。(逆に営業職で全く怒られない、という会社も無いでしょうし)

また、その目標設定についても、過去数年間の自分の営業先、営業エリアの実績を考慮して、これくらい、ということになりますから、まず突拍子もない目標設定にはなりませんでした。また、10年間の勤務期間においては、当然、目標達成した年もあれば、目標未達の年もありましたが、目標未達を理由に、人事上不利に取り扱われたことは一度もありませんでした。

現代のメガバンクにおいて、ノルマ未達での左遷はほぼ0といっても過言ではないでしょう。

ただ、人事においては、支店長・部長職の人事権はかなり大きなものがありますので、上司から嫌われていたり、勤務態度そのものが悪い場合は、事実上左遷させられたり、ということはあります。ただ、それも、どの企業でもある話なので、メガバンクだけというわけでは無いと思います。(世知辛いですね)

検証③:勤務時間・労働時間の長さは?残業はどれくらい?

最後に、勤務時間・労働時間について。まず、通常の日は、朝8:00までに出社します。いわゆる定時は8:40ですが、ギリギリに来る人はまずいません。

そして、定時は17:10ですが、会社を出るのは20:00頃です。なので、大体3時間くらい、毎日残業するイメージですかね。

本部スタッフ等個別事情で異なる場合もありますが、ベースはこれです。もちろん、メガバンクですから、しっかりと残業代は支給されます。いわゆるサービス残業はほとんどないです。

加えて、週に1度(大体水曜日ですが)は「ノー残業デー」に設定されており、この日は原則、残業無しで退社するように、結構徹底されていました。

土日は完全週休二日制なので、休み。なので、単純計算では、3時間×4日/週=12時間/週 12時間/週×4週=月間48時間程度実際には、用事があったりで、20:00より早く退社するということもあるので、実際には月間40時間-45時間程度残業するというのが実情だったかと思います。

ちなみに、少し古いデータですが、東洋経済新報社が全上場会社を調査した結果、2016年度の月平均残業時間は18時間57分だったそうです。(詳細は会社四季報2018年春号)

これからすると、メガバンクの勤務時間は、少し長いかもしれませんね。(※但し、銀行含めて上場企業の社員といえど、残業が頻繁にある「総合職」と残業はあまりない「事務職」の合計値になっている可能性がありますので、単純比較はできないことにご留意頂ければと思います。)

ただ、私は土日の休み、ノー残業デー等一定のワークライフバランスへの配慮は感じられていましたので、心身共に限界、という状況にはなりませんでしたよ。

まとめ:感じ方に個人差はあれど、ブラック企業ではない

今回は、

①パワハラ・セクハラ等が横行しており、且つ、会社として対策をしていない

②極端に厳しい営業ノルマ等が課され、その件で叱責、更迭等がある

③他の業界と比較して勤務時間、労働時間が長く、心身ともに疲弊する

の3つの要件をブラック企業の定義として、検証してみました。

もちろん、ブラック企業と感じるかどうかは、個人差がありますが、元バンカーの私の意見としては「楽では無いけど、ブラック企業ではない」と思います。元々、メガバンカーは30歳で年収1,000万円にとどくほどの好待遇。業務内容は楽では無いのは仕方ないでしょう。しかし、銀行側も世間様から、あそこはブラック企業だと言われないように、色々と手を打っているのは事実です。

あくまで、私見ですから、異論あるかた許してください笑以上、まさぽんでした。

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