リアル半沢直樹!片道切符の出向は何歳?銀行員の寿命や出向後の給料も

こんにちは。元メガバンカーのまさぽんです!

ご存知の方も多いと思いますが、多くの銀行員は一定の年齢に達すると、取引先や銀行の子会社、関連会社に出向を命じられます。私の大好きなドラマ「半沢直樹」も経験者ですね笑

しかし、ネット上でも色々と情報が散乱しており、正しいと思える情報があまり無かったので、今回は、10年の勤務で内情をつぶさに見てきた立場として、全部解説したいと思います。

そもそも銀行における出向とは?

まさぽん
ドラマ等の影響で、出向=左遷のイメージがありますが、実は出向にもいろいろあります。

そもそも、銀行における出向とは、という所から説明しますね。 まず、銀行における出向は、ざっくりと「若手・中堅行員の出向」「ベテラン行員の出向」の2つに分けることができます。

若手・中堅行員の出向

若手・中堅行員の出向は、通常、数年で銀行に戻ってくることを前提としています。

いわゆる「片道切符」の出向じゃないということですね。「往復切符」ということです。出向先は、銀行の取引先、銀行のグループ会社の両方あります。

銀行の取引先に出向する場合は、取引先のプロジェクトにチームメンバーとして参加したり、取引先と銀行の関係強化の為のパイプ役として出向したり、というイメージです。

銀行員としても、異業種での勤務は、経験を積む意味でも有意義なものになります。また、銀行のグループ会社への出向については、子会社の証券会社やカード会社に出向し、数年間業務に従事することで、グループ会社の業務内容について理解を深めることを目的としています。これは、近年、各銀行が、グループ各社との連携に力を入れており、グループ会社との人材交流を行っていることが背景となっています。

ちなみに、冒頭、若手・中堅行員の出向はほとんどの場合、数年で戻ると言いましたが、稀に、この年齢層でも、出向したきりで銀行に戻れない人もいます。それは、規律違反等により懲戒処分を受けた銀行員や、銀行内で不倫がバレた銀行員等問題を起こしてしまった人たちです。

彼らは、まさに左遷的意味合いでの出向となり、なかなか銀行には戻れない状況になります。

ベテラン行員の出向

ベテラン行員の出向は、若手・中堅と違い、銀行には戻ってこない形での出向になります。

いわゆる、「片道切符」の出向ってやつですね。(片道切符といっても、実は出向先で馴染めなかったり、もめたりした場合は、一時的に戻ってきたりはしますけどね。笑 そういう場合は、一旦戻ってきて、また、別の出向先に出向します。)

出向先は、若手・中堅行員同様、銀行の取引先、銀行のグループ会社の両方あります。 出向先での業務内容やポジションについては、銀行員時代にどれくらい出世しているかで異なります。銀行で担当者どまりなら、出向先でも平社員に毛が生えた程度の待遇です。

実際、銀行のグループ関連会社には、銀行OBのおじ様営業マンが多数在籍しており、銀行の若手営業マンと、出向中の銀行OBの関連会社営業マンが一緒に取引先に営業に行く、というのは非常に良く目にする光景です。

逆に、銀行で部長クラスまで上り詰めていれば、銀行では役員になれなくても、関連会社の役員や、取引先の役員として迎えられることもあります。

銀行に残れなくても、待遇の良い出向先を勝ち取る為にも、やはり出世が大事になります。ちなみに、近年一部の銀行では、取引先やグループ会社への出向をさせず、経験豊かなシニア層をそのまま銀行員として業務に従事させているところもあります。

今後、銀行業界でも、シニア層の活用が進んでいくといいですね。

出向の年齢について

まさぽん
私が銀行に入る時には誰も教えてくれませんでした笑

次にいよいよ気になる、出向時の年齢について。まさに銀行員としての寿命といっても過言ではないと思いますが、ずばり、ほとんどの方が50歳-55歳の間に出向になります。

まずはっきりとこれがベースだと申し上げておきます。ネット上では、執行役員になればもっと長く銀行に入れる、とか説明している方も居ますが、はっきりいって執行役員になれる確率は1%未満です。

また、銀行の就職セミナーで質問しても、はっきりとは教えてもらえないでしょうが、これが現実です。50-55歳になれば、まず出向です。

傾向としては、平社員ほど早く出向、偉い人ほどギリギリまで銀行にいれます。これは、平社員を55歳まで引っ張ると、上司の方が年下という状況が多発してしまう他、年齢的にも銀行内でのキャリアアップ、ステップアップができないことから、役職が低い人間の方がはやめに出向させやすいのだと思います。

とはいえ、数年の違いです。新卒で入社した場合、入行30年で52歳になります。

なので、銀行員としての平均寿命は約30年といえるかもしれませんね。

出向後の給与水準について

まさぽん
出向になると、収入激減なんでしょ?とよく質問を頂きます。確かにそうですが、、、。

年齢と共に気になるのが、出向後の収入についてだと思います。なんとなく、出向したら激減すると思われている方も多いのではないでしょうか。確かに、出向前の収入と比べると減少します。

出向先での年収は、直前の銀行員としての収入比べて60%~70%程度になります。3割、4割減なので、たしかに激減と言えるかもしれませんね。

ただ、50歳時点での銀行員の年収というと1,000万円(役付き平社員)~1,500万円(管理職)~2,000万円(部長クラス)です。

つまり、この60%、70%でも、最低600万、700万の年収は保証されているということです。600万、700万あれば、食うには困らないですよね。なので、意外とベテラン行員の出向というのは、世間のイメージほど悲壮感のあるものではありません笑

確かに、銀行員としての第一線は一区切りなので、寂しさ等はありますが、みな覚悟していることですし、営業ノルマ、厳しいプレッシャーからも解放されますから、割と前向きにとらえている方も多かったな、というのが私の印象です。

まとめ

今回は、銀行員の出向についてや、出向後の待遇について解説しました。最近は、銀行の就職ランキングはすっかり下がって、人気が無いみたいですが、今でも、メガバンクの銀行員の待遇はかなり良い方だと思いますよ笑

もし、これから就職活動という方、銀行に興味が湧いたなら、下記リンク先で業務内容も解説してます。是非ご覧になってください。

【就活生必見/業界研究】実際の銀行業務内容(法人業務)について 初級編 はこちら

【就活生必見/業界研究】実際の銀行業務内容(法人業務)について 中級編 はこちら

【就活生必見/業界研究】実際の銀行業務内容(法人業務)について 上級編 はこちら

【就活生必見/業界研究】実際の銀行業務内容(法人業務)について 番外編① はこちら

以上まさぽんでした。

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