【就活生必見/業界研究】実際の銀行業務内容(法人業務)について 中級編

こんにちは。元メガバンカーのまさぽんです。

今回は、銀行業務内容の紹介、第二弾として外国業務について解説したいと思います。前回の初級編をまだご覧になってない方は下記リンクからどうぞ。

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実際の銀行業務 中級編~外国業務~

まさぽん
外国業務と一口に言っても様々な業務があります。

銀行が行っている外国業務。あまりピンとこないかもしれませんが、分かりやすくする為に、今回はあえて大きく2つの業務に分けてみます。それが「貿易業務」と「海外事業支援業務」です。

貿易業務

グローバル化が進む現代においては、大企業だけでなく、中小零細企業含めて様々な企業が、原材料や商品を輸入したり、もしくは、自社の製品を輸出したりしています。

その、輸出入に伴う、各種業務サポートがこの「貿易業務」です。たとえば一番シンプルなのは、日本から海外に資金を送金する「外国送金」ですね。外国への資金送金なんて、あんまり儲かりそうにない、と思った方。半分正解で、半分不正解です。

たしかに、外国への資金送金だけでは、そんなに儲かりません。でも、海外への送金の際、日本円のまま送金するケースは稀です。

例えば、米国の取引先に資金を送金する際には、当然相手企業は米ドルでの受取を希望します。そういった場合には、日本円→米ドルに両替した上で、海外へ資金送金することになります。

この際の両替の手数料が銀行の貴重な収益源になっています。現在、メガバンクの米ドルの為替手数料は通常1ドルあたり1円です。つまり、A社が10億円のものをアメリカ企業から購入。その際のレートが1ドル=100円だったら、1000万ドルを相手方に支払うことになります。

米ドルの為替手数料は通常1ドルあたり1円なので、この両替取引を獲得できれば、銀行は100万ドル×1円/1ドル=1000万円の為替手数料を獲得することができます。

逆に輸出取引の際は、米国の取引先が米ドルで資金を送ってくる場合があります。その場合もやはり、米ドルの状態では、日本国内では使いづらいですから、米ドル→日本円に両替します。その際にも1ドルあたり1円の手数料をもらうわけです。

こうして顧客と外貨を売買して得られる手数料を獲得する為に、各銀行、貿易業務には非常に力を入れています。また、貿易業務は奥が深く、L/Cの発行業務、ボンド発行業務、フォーフェイティング等様々な業務がありますが、詳しくは入行してから勉強しますから、就活の間はざっくりと貿易の際の各種サポート業務と考えて頂ければ十分だと思います。

海外事業支援業務

次に海外事業支援業務です。これは例えば、A社が新たに、米国に進出したい、米国に現地法人を設立したい等の際の支援を行うものです。

具体的には、銀行の米国拠点を通じて、取引先になりそうな企業を紹介(グローバルベースでのビジネスマッチング)したり、現地法人の資金面をサポート(銀行の米国拠点を通じて、米ドルで事業資金を貸出)したり、といったことを行います。

銀行としては、A社が新しく、米国企業と取引が始まれば、先に説明した貿易業務の取引獲得に繋がりますし、現地での資金面サポートは、貸出業務での取引獲得に繋がります。

やはり、顧客側としても、お世話になった銀行と取引しようと考えますから。その為、各銀行は、顧客の海外事業支援に注力しているわけですね。ただ、ここは、各銀行の実力差が出やすい部分です

一般的に、地方銀行より、メガバンクの方が強い分野ですし、メガバンクの中では伝統的に三菱UFJ銀行が一番強いと言われています。

最大の理由は、銀行の海外拠点網が充実しているかどうかです。やはり、海外に多数の拠点を保有している銀行の方が情報量は多いですし、その国の商習慣や取引先の情報を多く保有しています。その為、海外に多数の拠点を保有しているメガバンクの方が、地方銀行と比較して強みが発揮される分野になります。

まとめ

今回は銀行が行っている外国業務について解説させていただきました。銀行の営業マンは、前回初級編で説明した三大業務(預金・融資・為替)の営業に加えて、日々自分の担当している顧客が海外に資金送金する話が無いか、海外進出を検討してないか、既に海外で事業を行っている場合には自分の銀行と取引してもらえないか、ということを考えながら、営業を行っているということになります。

外国業務に関心がある方は、是非先輩銀行員に聞いてみてください。周りに聞ける方がいないという方は、私に聞いていただいても大丈夫ですよ!次回は主に投資銀行業務について解説します!

続けてご覧になる方は下記リンクよりどうぞ。

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以上、まさぽんでした。

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