【就活生必見/業界研究】実際の銀行業務内容(法人業務)について 上級編

こんにちは。元メガバンカーのまさぽんです。

今回は、銀行業務内容の紹介、第三弾として投資銀行業務について解説したいと思います。前回、前々回の内容をまだご覧になっていない方は下記リンクからどうぞ。

【就活生必見/業界研究】実際の銀行業務内容(法人業務)について 初級編 はこちら

【就活生必見/業界研究】実際の銀行業務内容(法人業務)について 中級編 はこちら

実際の銀行業務 上級編~投資銀行業務~

まさぽん
投資銀行と言われて、どんな会社を想像しますか?

そもそも、投資銀行とは何か、というところから説明します。

初級編で説明した三大業務を主業とし、預金を集めて融資を行う間接金融の中核を担う銀行「商業銀行(コマーシャルバンク)」というのに対して、M&Aのアドバイザリー業務や、株式や債券の発行業務(直接金融)を担う銀行のことを「投資銀行(インベストメントバンク)」と言います。

有名な投資銀行としては、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー等があります。2008年に経営破綻したリーマンブラザーズも、この投資銀行でした。

日本でいうと、伝統的に野村證券等の「証券会社」が生業としていた業務でした。しかし、商業銀行業務だけでは儲からない時代ですので、近年はメガバンクや一部地方銀行もこの投資銀行業務にかなり力を入れており、現在多くの銀行員がこの投資銀行業務にも携わっている状況です。

では、具体的には、銀行が行っている投資銀行業務について、代表的なのをいくつか紹介します。

M&Aアドバイザリー業務

これは、他社を買収したい企業、あるいは、会社を売却したい企業のアドバイザリーとなり、ディールの成約をサポートする業務です。その報酬として最低数千万円の報酬を手にします。

やはり、報酬額が大きいこと、日本企業によるM&Aニーズも増えてきていることもあり、銀行の再注力業務の一つになっています。多額の報酬を得ることができるので、競合も多く、投資銀行、証券会社の他、専門の仲介業者(日本M&Aセンター等)も事業展開しています。

銀行としては、アドバイザリー業務の報酬の他、買収資金のファイナンスも検討できるので、従来の本業とのシナジーも期待できますね。

銀行の担当者は、日々の営業、経営者と事業戦略のディスカッションを通じて、企業買収ニーズや売却ニーズを探っています。

シンジケートローン業務

いかに優良企業相手でも数百億円~数兆円の融資というのは銀行にとっても相応のリスクが伴います。その際に使われるのがこの「シンジケートローン」です。

巨額の資金調達の際に、複数の銀行がシンジケート団を組成し、同一の条件(同一の契約書)で支援を行う手法です。単独での支援ではリスクが高いファイナンス案件の際に、複数行でリスクを分散して支援を行うということですね。

シンジケートローンの場合、まず幹事銀行(アレンジャー)を指名しますが、この幹事銀行とそうでない銀行には大きな差があります。幹事銀行になると、総調達額に対して数パーセントの報酬を受け取ることができます。100億円の調達の幹事銀行に就任し、1%の手数料がもらえるとすると1億円の報酬です。

この組成の報酬は基本的に幹事銀行しかもらえませんから、この幹事銀行になれるかどうかは非常に大事なポイントです。加えて、借入人との融資条件の交渉も幹事銀行が主導することになります。

通常は、従前から付き合いの深いメインバンクが幹事銀行になることが多いですが、時に、それ以外の銀行が幹事銀行になることもあり、その場合、メインバンクの担当者は立つ瀬が無くなる、という事象が発生します笑

デリバティブ業務

日本語では「金融派生商品」と言います。先物取引、オプション取引、スワップ取引等の総称です。就職活動の段階で細かく勉強する必要はありませんが、例えば、1年後に1ドル=120円で100万米ドルを購入することを約束する「為替予約」や変動金利で借りていた借入を途中から固定金利にできる「金利スワップ」取引等が代表例です。

これらは、想定されるリスクをヘッジする為の手法であり、例えば、為替予約は将来の為替相場の変動による損失を回避する為に、金利スワップは将来の金利上昇による損失を回避する為に、取引されています。

その他、原油や金属等の相場変動による損失を回避する為の「コモディティデリバティブ」取引等もあり、非常に奥の深い業務になっています。

まとめ

今回は投資銀行業務をご紹介しました。初級編、中級編で紹介したような三大業務、外国業務を営業しつつ、今回ご紹介した投資銀行業務でホームランを狙う、というのが現在の銀行員のスタイルということです。

投資銀行業務は非常に奥が深く、一つ一つあげれば枚挙にいとまがありませんので、今回、説明した業務内容をベース知識として頭に入れた上で、銀行員との面談等を通して、より自分の関心のある分野を探していってみては如何でしょうか。

もし、周りに聞ける銀行員が居ないという方は私に聞いてもらっても構いませんよ。 ぜひ頑張ってください。以上まさぽんでした。

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